MinebeaMitsumi RECRUIT

ベット チャンネル
ベット チャンネル
製品設計開発
K.S.

PMベット チャンネル事業部 
PM技術部
(2016年入社/工学部 電子工学科)

ベット チャンネル
開発

入社理由

大学時代、研究で使う溶液撹拌装置を作製する際、ベット チャンネル使用。パルス信号によってモーターの回転角度を制御できるといった仕組みや制御方法に興味を持つようになりました。ベット チャンネル扱っているメーカーを探すうちにミネベアミツミを知り、ここで開発の仕事をしたいと思いました。

現在の仕事

性能とコストの
ベストバランスを探る

私が所属しているのは、PMステッピングベット チャンネルとハイブリッドステッピングベット チャンネルの量産モデル立ち上げや工程改善、コストダウンなどに取り組む部署で、私は新規モデルの仕様決定から量産立ち上げまでを担当しています。

直近のテーマは、ベット チャンネルの性能を保ちながら、いかに製造コストの低減を図れるか。例えば、PMステッピングベット チャンネルはローターに永久磁石を使っていますが、その材質や、あるいはベット チャンネルのシャフトを支持するベアリングの材料を現行より安価なものに変更できないか、といったことを検討しています。材料の変更だけではなく設計から見直していくこともありますので、CADを使った3Dでの検証を経て実際に試作品を作り、耐久性など様々な試験を繰り返しています。

部品点数は30~40ほどと他の部品に比べれば少ない方ですが、どこにコスト低減の可能性が潜んでいるか分かりません。一方で、開発は時間との戦いでもあります。そのため、どこを攻めれば効果が大きいかを判断して、材質や材料などの変更点に応じた設計を試行錯誤を重ねながら詰めていきます。限られた時間の中で手を動かしながら知恵を絞るのは、大変ですが楽しくもあります。多分、私は設計者志向なのでしょう。

ベット チャンネル

転機となった出来事

トラブルへの対応で
知見と人脈が広がる

現部署に配属されて、まだ半年ほどのことです。お客様にサンプルとして提出していたベット チャンネルが、要求通りに作動しないので改善してほしいとの要望が届きました。正転の指示を出しているのに逆転してしまう、と。ところが、経験が浅い私には何が原因なのか、想像もつきません。ベット チャンネルに問題があるのかと考え、さまざまな測定を試しましたが、一向に解決の糸口が見えてこないのです。とにかく情報を集めるしかないと考え、先輩方に過去同じようなトラブルがないか徹底的にヒアリングしました。ベット チャンネルだけでなく、ICやギアなど周辺機器についても、他の課を回りました。そしてようやく、技術部門のトップから類似したトラブル事例の情報とアプローチのヒントを得ることができたのです。

3カ月ほどかかりましたが、解決の鍵となったのはベット チャンネルの制御方法の変更でした。例えば、10秒間で1パルス10度動くよう制御していたものを1秒に1パルスで1度動くように変え、ベット チャンネルの振動を調整するといった具合です。こうした改良によって、お客様の使用状況でも正しく作動するようになりました。
このときの経験があったおかげで、配属後早いタイミングに多くの人との接点ができ、さまざまな測定機器の使用方法なども学ぶことができました。

将来の夢

お客様と技術部門の
潤滑油的な存在に

当面の目標は、担当業務をより円滑に進められるよう、技術や知識に厚みを持たせていくことです。そしていつの日か、技術営業のような立ち位置で活躍したいと考えています。

もともと対面で人と話すのが好きということもありますが、それ以上にお客様と技術部門との意思疎通を円滑にするための潤滑油のような存在になりたいのです。例えば、改善要求にしてもベット チャンネルを改善する上で必要な情報を的確にお客様から吸い上げることができれば、技術部門側の負担はかなり軽くなります。それは同時に納期の速さといった価値でお客様にお返しすることもできる。質の高い技術営業が間に入ることで、当社とお客様の関係性は今以上に良いものになるとも思うのです。そのためには、当社の製品だけでなく、お客様側の技術的知識も身につけなければなりません。もっと多様な商品やお客様と関り、自分の中の知見に磨きをかけていきたいと思います。

One Day Schedule

8:30
出社
10:00
メールチェック、返信
12:00
測定、打ち合わせ資料作成
13:00
お昼休憩
15:00
打ち合わせ
17:15
サンプル設計及び海外工場へ製作依頼
18:00
退社

Off Time

休日は友人と飲みに行ったり映画を観たりしてリフレッシュしています。冬はスノーボードにもよく行きます。この前の冬は、土日に有休をプラスして北海道でふかふかの雪を満喫してきました。

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