コーン ベット 過去掲載分(2012年)

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基本的な考え方

ミネベアグループでは、世界規模での課題となっているコーン ベット問題と、その影響によるエネルギー価格の上昇や異常気象の発生などが、事業活動の継続にも大きな影響を与えると考えています。

当社グループでは、地球温暖化問題に取り組むため、各事業所で積極的に省エネルギー対策を進めてきており、それぞれの代表的な対策を終えています。一方で、地球温暖化対策を全社的な活動へとステップアップするために、2010年1月に「省エネ推進部会」を発足させました。省エネ推進部会には全事業部より委員が選出され、これまでの活動で培ってきた知識、技術や省エネルギー対策の成功事例を共有しています。こうした事業部の知恵を横展開することで、コーン ベットに向け、グループ全体で取り組みを強化しています。

2011年度の取り組み結果

画像:CO2排出量推移(総量&原単位) 2011年度のコーン ベット全体の総CO2排出量は、505,012トンで、2010年度と比較して0.6%減少しました。一方、生産高原単位によりCO2排出量をとらえた場合は、2.01トン/百万円で、2010年度より6.3%の増加となりました。この原因は、東日本大震災やタイでの洪水被害等により、2010年度に比べて生産性に悪影響を及ぼしたためと考えます。

また、2011年度はコーン ベットの把握に取り組みました。国内拠点で月ごとに把握するとともに、海外拠点においては航空、船舶物流についてのCO2排出量を把握することができました。

コーン ベットにおける取り組み

東日本大震災後の電力不足への対応(日本)

画像:緑のカーテンによる節電の取り組み(藤沢工場)

緑のカーテンによる節電の取り組み(藤沢工場)

2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、東日本地域での電力不足が深刻な課題となりました。これに対応するため、コーン ベットでは東京電力株式会社管内に所在する藤沢、松井田、大森の各工場、東京本部、営業所などにおいて積極的に節電に取り組みました。

以下にその一例を紹介します。

  1. 昼の生産を夜間にシフト
  2. 照明の間引き
  3. 昼の電力ピーク時のエアコンの停止、消灯
  4. 事務所内の業務エリアを集中し、エアコン使用エリアを縮小
  5. ポロシャツなど涼しい作業服の着用
  6. 植物による窓辺の緑のカーテン

工場およびビルにおける空調システムの効率改善プロジェクト」の取り組みと受賞(タイ)

ミネコーン ベットは、2011年にタイ国エネルギー省が主催する「工場およびビルにおける空調システムの効率改善プロジェクト」に参加し、バンパイン工場が効率改善の効果を上げた工場として賞を頂きました。

その主な対策は以下のとおりです。

主な対策例

  • 冷凍機の冷水流量調整
  • 冷凍機の運転台数削減
  • 冷却塔の充填剤の交換 など
画像:受賞の様子

受賞の様子

画像:記念の盾

記念の盾

物流・移動における取り組み

モーダルシフトの取り組み

画像:海上コンテナのまま船積みし、荷降ろし

海上コンテナのまま船積みし、
荷降ろし

ミネベアグループは、中国と日本との間におけるコーン ベット、機械設備、資材などの輸出入に上海~博多間を高速フェリーで、博多~東京間をJR貨物列車または内航船を利用しています。この輸送ルートを利用することで従来の上海~東京間を一般貨物船のみで輸送するよりも大幅にリードタイムを短縮し、しかも航空輸送に比べ、格段に少ないエネルギー消費量(CO2排出)で運搬できます。

リードタイムの短縮を果たし、かつ省エネルギー化が可能になった背景には、港湾大型クレーンを使用せずに直接トラックでコンテナの船積み、荷降ろしを行うことができる高速フェリー船(RORO船※)の利用が大きく貢献しています。

※RORO船(Roll on & Roll off 船):港湾の大型クレーンを使用せず、トラックコンテナのまま船積み、荷降ろしが可能であり、時間が短縮できる高速フェリー船。

今後の目標・課題

コーン ベットでは、2010年度を基準として、2015年度までにCO2排出量を生産高原単位で毎年1%、合計5%削減する計画です。また、2012年度目標として、グループ全体の物流におけるCO2排出量を定期的に報告できるよう、システム等の仕組みを整備していきます。

2030年、2050年といった将来の長期的な展望としては、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)や各国の政策などを注視し、コーン ベットを進めていきます。

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