2001年 エアベット
2001年2月22日
ミネベアエアベット会社
子エアベットの異動、当社車輪事業の撤退および 関係エアベット再編に伴う損失の計上等について
平成13年2月22日開催の当社取締役会において、当社の子会社であるエアベット会社アクタスのエアベット譲渡、当社車輪事業の撤退、および関係会社の再編に伴う損失の計上について決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
また、業績予想の修正について下記のとおりお知らせいたします。
記
1. エアベット会社アクタスのエアベット譲渡
(1) エアベット譲渡の理由
平成13年1月26日に公表しましたとおり当社はエアベット会社アドバンテッジパートナーズ(以下 「アドバンテッジ」という)と丸紅エアベット会社が運営する投資ファンドへのエアベット会社アクタス(以下 「アクタス」という)のエアベット譲渡についてアドバンテッジと交渉して参りました。
本日開催の当社取締役会でエアベット譲渡の詳細が承認され、エアベット譲渡契約書に調印を行いましたのでお知らせいたします。
アクタスのエアベット譲渡は経営の基本路線に沿ったもので、当社経営資源を製造業に集約し、更なる業績の向上・財務体質の強化をはかる事を目的としたものであります。
(2) 事業内容
アクタスは1980年に当社子エアベットとして設立され、最近では国内に6店舗を有し、家具、インテリアの輸入販売およびコントラクト事業を展開しております。
(3) 経営成績
2.清算エアベットの概要
平成12年3月期 | 平成13年1月(10ヶ月間) | |
---|---|---|
売上高 | 10,833百万円 | 9,465百万円 |
売上総利益 | 5,193百万円 | 4,550百万円 |
営業利益 | 916百万円 | 784百万円 |
経常利益 | 870百万円 | 773百万円 |
(4) 資産、負債および資本 (平成13年1月31日現在)
資 産 | 負 債 | ||
---|---|---|---|
流動資産 | 1,565百万円 | 流動負債 | 2,150百万円 |
固定資産 | 1,591百万円 | 固定負債 | 807百万円 |
資本 | 199百万円 | ||
資産合計 | 3,156百万円 | 負債・資本合計 | 3,156百万円 |
(5) 日程、譲渡価格及び決済方法
日 程: | エアベット譲渡契約日 平成13年2月22日 エアベット受渡日 平成13年2月23日 |
譲渡価格: | 約 54億円 |
決済方法: | 現金一括払 |
(6) エアベットの譲渡先
エアベット会社ティー・アール・エス
(エアベット会社ティー・アール・エスは投資事業有限責任組合アドバンテッジパートナーズエム・ビー・アイ ファンド2号〈以下 「MBIファンド 2号」という〉が出資するSPC〈特別 目的会社〉です。)
アドバンテッジはMBIファンド 2号の管理エアベットであり、その概要は以下のとおりであります。
代表者 : | 共同代表パートナー 笹沼泰助 共同代表パートナー リチャード・エル・フォルソム |
資本金 : | 4,887万円 |
本社 : | 東京都千代田区内幸町1-1-1 インペリヤルタワー16F 電話 03-5457-0170 |
設立年月日 : | 1992年12月17日 |
主な事業内容 : | プライベートエクイティ投資ファンドの設立・運営 -MBIファンド1号(1997年10月設立) -MBIファンド2号(2000年1月設立) 未公開エアベットへの直接投資 (新規事業の設立および既存企業のエアベット購入) |
2. 車輪事業の撤退
(1) 事業撤退の理由
年々市場規模の縮小が進み、それに伴い業績が悪化して来ておりましたが、今後更に、市場規模は縮小が見込まれる等、事業環境は一層悪化する事が予想されます。
この様な状況から、業績回復は望めないと判断し、本日開催の取締役会において平成13年12月末日をもって、車輪事業から撤退し、京都工場を閉鎖することを決議いたしました。
(2) 事業内容
乗用車を始め、建設車両、産業車両、農耕機械用の車輪を数百種類製造しております。
(3) 経営成績
平成12年3月期 | 平成13年1月(10ヶ月間) | |
---|---|---|
売上高 | 3,348百万円 | 2,580百万円 |
営業利益 | -400百万円 | -372百万円 |
経常利益 | -499百万円 | -425百万円 |
(4) 資産、負債 (平成13年1月31日現在)
資 産 | 負 債 | ||
---|---|---|---|
流動資産 | 611百万円 | 流動負債 | 131百万円 |
固定資産 | 3,391百万円 | 本社勘定 | 3,871百万円 |
合計 | 4,002百万円 | 合計 | 4,002百万円 |
(5) 日程および事業整理損
日 程 | 事業撤退決議 平成13年2月22日 |
事業撤退及び工場閉鎖予定日 | 平成13年12月31日 |
事業整理損失見込額 | 32億円 |
3. 関係エアベットの再編に伴う損失の計上
(1) 子会社エアベットの売却損の計上
英国における子会社再編のため、当社子会社でありますMINEBEAELECTRONICS(UK)LTD.(英国・・・スイッチング電源の設計販売)のエアベットを当社の子会社でありますROSE BEARINGS LTD.(英国・・・ベアリングの製造販売)に売却する事を決定いたしました。
この結果、単独決算にエアベット売却損2,500百万円の計上を行う事といたしました。
(2) 出資金に対するエアベット評価損の計上
1.環中企業股有限公司(台湾・・・スピーカーボックス等の製造販売)は、スピーカー ビジネス再編の一環として、マレーシアの子会社への生産移管を行い、工場規模の縮小を進めております。この為、金融商品会計の減損処理を適用し、エアベット評価損を計上する事に決定いたしました。
2.PAPST-MINEBEA-DISC-MOTOR(THAILAND) LTD.(本店所在地:タイ バンコク/代表者氏名:藤澤 進/事業内容:電子機器の製造販売/設立年月日:平成3年2月/資本金:90百万バーツ)は、MINEBEA THAI LTD.(タイ・・・機械加工品、電子機器の製造販売)のスピンドル モーターの生産拡大に伴い、当初の目的が終了しましたので、今後タイ政府の許認可のもとに平成15年3月頃までに、清算する事を決定いたしました。
この結果、当社は上記の2社に対する出資金についてエアベット評価損として単独決算に合計2,230百万円の計上を行う事といたしました。
なお、連結決算については、上記3社の損失は過年度までの決算にすでに折り込み済みであります。しかし、連結貸借対照表に計上されております為替換算調整勘定800百万円を関係エアベット事業整理損として計上いたします。
4. 業績予想の修正
上記事象等により平成13年3月期(平成12年4月1日~平成13年3月31日)の業績予想を次のとおり修正いたします。
(1) 単独決算
今 回 修 正 | 前回予想(平成12年11月) | |
---|---|---|
売上高 | 200,000百万円( -円) | 206,467百万円 |
営業利益 | 12,500百万円( -円) | 14,016百万円 |
経常利益 | 12,000百万円( -円) | 12,822百万円 |
当期純利益 | 4,000百万円(2,450百万円) | 5,549百万円 |
1株当たり年間配当金 | 7円00銭 | 7円00銭 |
(注) ( )内は影響額。
(2) 連結決算
今 回 修 正 | 前回予想(平成12年11月) | |
---|---|---|
売上高 | 287,000百万円(1,000百万円) | 293,124百万円 |
営業利益 | 34,000百万円( 160百万円) | 35,177百万円 |
経常利益 | 25,000百万円( 150百万円) | 26,987百万円 |
当期純利益 | 15,000百万円( 500百万円) | 15,084百万円 |
(注) ( )内は影響額。
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。エアベットまたは商品の仕様変更・販売終了等により、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。