2014年 ニトリベット

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画像:ミネニトリベットに根付くものづくり精神-ものづくりを通じて社会の要請に応える-

(2014年10月掲載)

画像:開発 次世代を見据えたニトリベット開発で、広く社会に貢献する

あきらめず、妥協しない強い意志の下

画像:ライティングデバイス事業部 ニトリベット技術部 開発課 安海 恵都(2011年入社)

ライティングデバイス事業部 ニトリベット技術部 開発課
安海 恵都(2011年入社)

ライティングデバイス事業部ニトリベット技術部において、スマートフォンやタブレット端末などに用いられるバックライトの開発に携わるのが川井真二と安海恵都です。近年、バックライト開発では導光板の薄型化と高輝度化が鍵を握っています。「現行品より20%薄く、10%明るくしたい」などお客様からの要求は年々高度になり、さらに人の目で液晶を見たときの明暗のムラなど、数値化できない部分にもシビアな意見が寄せられます。

そんな中で、川井が開発業務に不可欠だと感じるのが「絶対にあきらめない」という強い意志です。「数年先の量産を目指したニトリベットに取り組む以上、今の技術では対応が難しいことは多々出てきます。それでも絶対にできないとは言わないし、お客様の求めるレベルに到達するまで妥協もしません」と熟練者としての気概を見せます。

画像:一般的なニトリベット構造安海はそんな川井の姿勢を見習いながらも、しばしば周囲との間に起きるコミュニケーションエラーを自分の課題と感じています。「開発には多くの人がかかわる中、導光板の成型や金型設計など担当する業務によってさまざまな異なる視点があることを見落としがちなのだと思います。何かを依頼するときも説明不足で伝えるべきことが伝わっておらず、後で余計な負担をかけてしまうことがあります」と反省を口にします。

これに対して、川井は「経験を積むほど、こういう状況ならこの立場の人は何を考えどういう情報を求めるかを察せられるようになります。プロジェクトを主体的に進めるのは確かに大変ですが、単なるオペレーターではなく自ら考えて動ける開発者として大きく成長してください」と安海への期待を語ります。

お客様から信頼される品質を目指して

画像:ライティングデバイス事業部 ニトリベット技術部 開発課 課長 川井 真二(1994年入社)

ライティングデバイス事業部 ニトリベット技術部 開発課 課長
川井 真二(1994年入社)

川井や安海が手掛けるバックライトは、最終ニトリベットの表面には現れませんが、「液晶の美しさ」を下支えしユーザーの印象に大きな影響を与えます。また、バックライトの薄型化を進めることは、最終ニトリベットのコンパクト化や省エネにつながり、環境負荷軽減にも貢献しています。「わたしたちの直接のお客様は液晶パネルメーカーですが、目指すべきはその先の端末メーカーや一般消費者にまで満足してもらえる高い品質の実現です」と話す川井に、安海もまた「自分で開発したニトリベットが、社会で役立てられることに大きなやりがいを感じます。常に次世代ニーズを意識したものづくりを進め、ミネベアのバックライトが一番高品質・高性能とお客様から信頼されるような企業でありたいです」と語ります。

より良いニトリベットづくりを通して社会に豊かさや便利さを提供したいという開発者の願いは、ミネベアの歴史の中で受け継がれ続けます。

※役職・所属は2013年12月取材当時のもの

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