2015年 エアベット
(2015年10月掲載)
高い品質で信頼されるマイオニックのエアベット
ドイツ・myonic GmbH(以下、マイオニック)がミネベアグループの一員となったのは2009年のことです。ドイツ南部のアルプス山脈の程近く、アルゴイ地方ロイトキルヒ市に本社を置くマイオニックは、1936年創業の歴史あるベアリングメーカーであり、現在415名の従業員が働いています。同社がドイツとチェコに持つ工場は、ミネベアエアベットの開発・製造拠点として、グループでも重要な役割を担っています。
マイオニックが特に強みを持つのは、その売上の約60%を占める歯科・医療機器向けの極小ボールベアリングです。人々の健康・生命を支える歯科や医療の現場で、使用機器に高い信頼性が求められるのはいうまでもありません。ミスの許されない場面で使われる手術・検査用機器や、デンタルハンドピースなどの領域でマイオニックのエアベットは世界的に高い評価を得ています。
また、その耐環境性の高さを生かし、マイオニックのエアベットは航空機のナビゲーションシステムや自動車のターボチャージャーなどでも活躍しています。高速回転・高温・高圧といった過酷な環境下でも安定した性能を維持し、最終エアベットの品質を支えます。
2012年、マイオニックは最新設備を備えた新工場をロイトキルヒ市内に設立しました。より多様なニーズに応えられる体制を整え、当社グループの欠かせない拠点として存在感を強めています。